毛周期は毛が生え変わるまでのサイクル
このように、毛が生えてから抜け変わるまでのサイクルを毛周期(ヘアサイクル)と呼びます。毛周期は、成長期・退行期・休止期の3つの段階を繰り返します。
| 成長期 |
成長期は、毛が成長して伸びている時期をさし、成長前期と成長後期に分けられます。成長前期には、毛乳頭から栄養をもらった毛母細胞が分裂し、皮膚の下で毛が伸びます。成長後期には毛母細胞が活発に分裂し、伸びた毛が皮膚の表面に出てきます。 成長期の毛は毛乳頭がつながっており、毛周期のサイクルのなかで毛の根元が最も深い位置にあります。毛の黒い色素であるメラニン色素は濃い状態です。 |
|---|---|
| 退行期 | 退行期は、毛の成長が止まり、毛穴から抜け落ちる準備を始める時期です。毛が毛乳頭から離れ始め、毛根が押し上げられるため毛の根元が浅くなります。退行期の毛は、成長期と比較するとメラニン色素が薄い状態です。 |
| 休止期 | 休止期は、新しい毛を生やす準備のために、毛が毛乳頭から離れて抜け落ちる時期です。休止期が終わると再び毛母細胞が活発になり、毛は成長期に入ります。休止期の毛は成長期と比較すると毛のメラニン色素が薄い状態です。 |
部位ごとの毛周期の目安
| 顔 | 顔は毛周期の間隔が短い部位です。成長期が約1ヶ月〜2ヶ月、退行期と休止期の期間は2ヶ月ほどです。 |
|---|---|
| 腕や脚 | 腕や脚全体は、成長期の期間が3〜5ヶ月、退行期と休止期の期間が3〜5ヶ月です。 |
| 脇 | 脇は、成長期の期間が約4ヶ月、退行期と休止期の期間は約3ヶ月です。 |
| VIOライン | VIOライン(デリケートゾーン)は、成長期の期間が1〜2年程度、休止期と成長期の期間が1年〜1年半程度あり、他の部位と比較すると毛周期が長い部位です。 |
毛周期とレーザーの反応の関係
成長期の毛は発毛組織を破壊しやすい
成長期の毛は、発毛組織(毛乳頭や毛母細胞、バルジ領域)と密着しており、レーザー照射時に発生した熱が発毛組織に伝わりやすい状態です。
一方、休止期や退行期の毛は毛乳頭から離れているため、レーザー照射の熱が伝わりにくく、発毛組織の破壊につながらないことがあります。
成長期の厳密な見極めは難しい
毛周期とレーザーの照射回数や期間の関係
体毛のうち、同時期に成長期を迎えている毛は全体の20%程度といわれています。
つまり、レーザー照射1回で発毛組織を破壊できる毛も照射範囲の20%程度ということになります。それぞれの毛穴が成長期のタイミングでレーザーを照射するとなると、5回以上の照射が必要になる計算です。
そして、この複数回のレーザー照射は、毛周期を踏まえ一定の間隔をあけて行う必要があります。異なる毛が成長期を迎えるタイミングでレーザーを照射するためです。フレイアクリニックでは、2ヶ月以上の間隔をあけての通院を提案しています。
なお、効果には個人差があるため、照射回数などはカウンセリングの際に患者様に合わせてご提案いたします。毛量やデザイン調整のご相談にも応じています。ただし、毛周期は毛穴ごとに異なるため、希望通りの毛量やデザインにならない場合もあります。
短い通院間隔は効率を下げる原因
なお、通院間隔が2ヶ月以上あいても次回の照射に影響はありません。また、クリニックでは、レーザー照射回数を重ねて毛が生えにくくなると、通院間隔をさらにあける提案をすることもあります。
レーザー脱毛機の機種で通院間隔は変わらない
毛周期を乱さないために気をつけるポイント
自己処理に毛抜きやワックスを使わない
なお、レーザー照射前に自己処理で毛を抜いてしまった場合、通院間隔の調整が必要になることがあります。
規則正しい生活を心がける
毛周期を整えるため、十分な睡眠をとる、適度に運動する、栄養バランスの取れた食事をするなど、規則正しい生活を心がけましょう。